昨日、お施餓鬼法要の説教(法話)から戻ると鎮守の森の霊窟、お社再建工事はコンクリートを固めるために職方はお休みだった。
一昨日、お社基礎の鉄筋が組み終わり石枠にコンクリートが打ち込まれた。
やはり窪地で湿気が多いためこの上に土台の木が乗り柱が組まれる。
檜(ひのき)材で柱や屋根の唐破風も再現される。
霊窟の象徴である大きな鏡石。
この石は以前と同様に完成後はお社の屋根の下にすべて覆われる。
不朽したお社を解体して全貌が見えた。
先日もお伝えしたが大きな正面の石と左の春日灯籠の間の墨石の一部が穴になっているのがお分かりだろうか、、、
また鏡石の上部には樹齢数百年の大木。
その根元にも穴が、、、
工事をお願いしている組頭から上部の木の根っこの穴と下の石墨の穴は繋がっていると、、
工事前にお社を解体した時には崖地に近い屋根の隙間には境内に落ちる大量のドングリ等が備蓄されていたと、、
多分、鏡石の後ろには住み家が有るのではと推測されていた。
確かに江戸期の文献には本堂東側の窪地霊窟には白狐が生息と記載がある。
私が子供の頃にはたまにイタチを見かけた。
そして近年はハクビシンも見かけたのでその住み家だったのでは、、、
10年ほど前には2メートルほどの青大将も目撃したが行方不明、、
いつ頃からキツネやイタチ、ハクビシン?の住み家になっていたかは不明、
現在ではファイバースコープで覗くことが出来るがこのままにしておこう。
でも都心にこんな場所が、、、 身近にいる堂守でも驚く、、、
PS
お穴様もお稲荷様にお守り頂いているのでご心配なくお参り頂きたい。