今から50年程前、大学に通っていた時に高校時代の運動部が一緒だった友人と京都、大阪へ旅行。
出かける前に彼の親父さんから大阪に行ったら「すし萬の小鯛雀鮨を必ず食べろ!」と言われた。
今から50年ほど前。
大阪万博(紀元2600年記念日本博覧会)が1970年(昭和45年)なのでその数年前の事だった。
友人の親父さんから聞いて食べた小鯛雀鮨はそれ以来 忘れられない味に、、
京都へ行っても「鯖鮨」や「小鯛の雀鮨」は必ず買ったり愚息のお土産に依頼している。
本日、愚息が京都での数泊の研修会修了後に大阪で一泊して帰京。
大阪の「すし萬」の「小鯛雀鮨」を頼んであった。
午後7時頃に帰宅。
待ちに待った、、
恐る恐る開けると、、
50年前に購入した時の場所は覚えているが友人とどこで食べたかは忘れた。
帰りの新幹線の車中だったかも、、、
今まで何故か購入する機会が無く50年ぶりの再会!
愚息が新幹線に乗った時刻は分かっていたので待ちきれずネットで検索。
「すし萬」の創業は承応二年(1653年)
現在の当主は第15代目。 私と一緒、、
京都や大阪では明治創業は「老舗」とは名乗れないと聞くがまさに創業360余年、、
「小鯛雀鮨」専門になってからも既に240年ほどの老舗。
一緒に食べた友人は若くして亡くなったが思わず彼の笑顔を思い出した。
感謝。