新年明けましておめでとうございます。
澤蔵司稲荷の大晦日「越年大護摩供」も無事に滞りなく厳修することが出来きました。
澤蔵司稲荷は傳通院や小石川の鎮守として江戸時代から地元はもとより東は神田・上野方面の商売をしている旦那衆や町屋の商売繁盛、あるいは板橋・練馬方面の五穀豊穣を願う農家の方々の御信者様が多かった。
現在のように電車や地下鉄は終夜運転、車でお詣りの方々も多いので午前3時頃には一段落をするが昔は「越年護摩」終了後は多くの御信者様が書院でいくつものコタツでお酒を飲んだり仮眠をして朝の始発電車まで座敷で過ごされていた。
昨晩の大晦日、恒例の越年・新年護摩お待ち受けの為境内のライトアップ
ライトアップされた本堂向拝の唐破風
一昨年の本堂改修修復工事でくすんでいた向拝の彫刻等には白色の顔料で復元され漆喰壁と共に綺麗だった。
午後11時50分過ぎから澤蔵司稲荷本堂では「越年の護摩供」
まず108打の太鼓での越年。
その後、新年護摩修行
本堂は御信者様で満堂。
本年初めて霊窟(お穴さま)までライトアップを試みた。
午前2時半頃までお詣りの方々が続いた。
その後、ライトアップを落として仮眠。
明けて早朝の朝勤行を済ませ午前9時からは本坊傳通院で修正会の法要へ。
我が家は四角い切り餅を焼いたお雑煮。急いで頂かないと行事に間に合わない、、、
書院玄関
山内寺院住職が集まり修正会(新年の別時法要)
その後、山門前の大黒天(福聚院)さんへ
大黒天(福聚院)
大黒天様
御尊像は60日毎の「甲子祭」と新春のみ御開帳。
尊像は文京区の指定文化財にもなっている。
御住職から特別に許可を頂き撮影。
大黒天(福聚院)は傳通院正面の鎮守。
法要後、「屠蘇」のご接待を頂き自坊の傳通院鎮守・澤蔵司稲荷へ
澤蔵司稲荷稲荷での御祈願後に山内寺院の「修正会」はお開きとなった。
その後は澤蔵司稲荷での御信者様の初詣のお詣りが続き午後5時半頃向拝の結界を閉じた。
多忙で境内の元旦の様子等は写真に収める事が出来なかった。
ご参拝各位の本年のご多幸ご健勝、心願成就を祈念、