今晩は深川、長専院不動寺の新年の護摩供
長専院・不動寺では今まで「正五九」(正月・5月・9月)の17日に不動護摩供が厳修されていたが数年前からお正月の本日のみになった。
本日は24年前の午前5時46分、阪神淡路大地震勃発の日。
6434人の尊い命が犠牲になりまだ行方不明の方も、、
朝の追悼式の模様が放映されていたが忘れてはならない日でもある。
小石川から深川にお邪魔をするときには大川(隅田川)を渡らなくてはならないが私の大好きな吊り橋型の清洲橋は塗装やライトアップ工事がまだ完工していなかった。
東京オリンピックを控え都内では橋や道路の工事が各所でおこなわれている。
長専院の住職は浄土宗の僧侶になる傳宗傳戒道場、浄土宗で有りながらお互いの寺では護摩供の厳修があるので40数年前(昭和50年)に護摩の修行も同行。
しかし一昨年10月22日に副住職さんに住職を継承して前住職になってしまった。
不動堂山門
21日に満月になる上弦のお月様も輝いていた。
護摩堂向拝
先々代住職は大正12年の関東大震災と昭和20年の大空襲で二回本堂を焼失、、
不動堂は鉄筋コンクリート造で震災後に建てられた為かろうじて戦災の消失は免れた。
不動堂内陣
午後7時からの護摩供では左側の太鼓を約45分間ほど叩く、、
阿弥陀経(護念経)一巻、般若心経は十数巻、、その後、お不動様の陀羅尼御真言、、、
もう40年以上、この護摩供では太鼓を叩いているがだんだん疲れを感じるようになってきた、、、、
祭り太鼓のように全身を使わないので上半身のみの鍛錬、、、、、
護摩の炎に近いが寒かった為に汗はかかなかった。
前後するが到着してすぐに長専院ご本尊様にも御挨拶。
10数年前にご縁が有り鎌倉期の素晴らしい阿弥陀如来様がお越しになった。
現在は江東区の有形文化財にも指定されている。
今晩は護摩供のあとご本堂で不動講の方々の新年会。
毎日、新年の行事が続く、、、 明日は法類寺院での初観音祭。
明後日は江戸消防記念会第四区に所属する第四筒先・道具中の「大盃の儀」が澤蔵司稲荷本堂で護摩供と共に挙行される。